2012年05月20日
ボランティア・市民活動センター情報
東日本大震災にかかわる市内の活動
ボランティア・市民活動センターは、東日本大震災以降、皆さまの心をつなぎ後方支援活動を続けるとともに、小樽の防災、災害に強いまちづくりを考える一年となりました。
小樽からは3月31日までに51名(男36名、女15名、団体3団体を含む)のボランティアが被災地に入り活動をされたほか、夏には市民の力で福島から83名の親子を約1カ月間受け入れる取り組みがあり、つかの間の安心・安全な時を過ごしていただくことができました。
このほかに昨年11月5日現在で調べたところ、被災者への義援金を募り募金する活動が36件、被災者へ支援物資を送る活動が13件、小樽へ避難されてきた方のサポート活動が50件、被災者を支えるボランティアやNPOを支援する活動が22件、小樽市内での啓発活動が12件取り組まれていました。その後も継続的に、自分にできることを探しながら活動は続けられております。
ボランティア・市民活動センターが取り扱った「支える人を支える募金〜災害ボランティア・NPO活動サポート募金(ボラサポ)」への協力は、これまでに374,958円あり、中央共同募金会のボラサポ 災害ボランティア口(グチ)へ振り込みました。
全国からボラサポへ寄せられた総額は、3,405,216,011円(5/10 現在)で、第6次助成まで決定し、助成決定累計額は、1,830,200,000円(延べ1,512団体)です。
小樽市総合防災訓練に小樽ボランティア会議が参加 2011.9.1(水)
北海道西方沖を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生したという想定で、色内埠頭公園に30機関314名 車両40台 船艇8隻 ヘリコプター2機が集結し訓練が実施されました。実際の災害発生時には、それぞれ持ち場ごとの活動になると思われますが、小樽ボランティア会議では、山手地区連合町会を中心に34名が参加して、レスキューキッチンを使用した200人前の豚汁炊き出し訓練を実施しました。
散水栓や側溝を利用し、屋外でその場に集まった人が臨機応変に役割分担をして進めていくことを学びました。それぞれの地域で防災訓練が実施されることを期待しています。是非ボランティア・市民活動センターへご相談ください。
おたる支笑愛EXPO2011で炊き出し訓練 2011.8.21(日)
ボランティア・市民活動団体が一堂に会し(参加32団体、来場者2,056名)、交流と市民啓発のために社団法人小樽青年会議所がサンモール一番街で実施したおたる支笑愛EXPO2011に、レスキューキッチンの周知、啓発のため小樽ボランティア会議が豚汁炊き出し訓練で参加しました。
レスキューキッチンを初めて見た参加者も多く、200人前の豚汁が、30〜40分でできあがる早さにびっくり。
試食してそのおいしさにまたビックリされていました。
レスキューキッチンは、被災者の身体と心を温めるため、東日本大震災の被災地でも大活躍したようです。
東日本大震災 被災地活動報告会〜何を学ぶ! 被災地支援と小樽の防災〜 2011.11.5(土)
主催:小樽ボランティア会議 参加者:65名(27団体、個人6名、28地域)
発災間もない昨年3月下旬から7月中旬までに小樽から岩手県釜石市、宮城県石巻市、宮城県南三陸町、福島県相馬市、宮城県七ヶ浜町、南三陸町、気仙沼市に入られ活動された5名のお話を伺いました。 またYaReRuKoTo実行委員会の尾形氏に、小樽から支援物資を塩竃市ほかへ送り続けるとともに、夏には福島から母子一時避難を受け入れた活動や、昨年秋までの被災地の現状を教えていただき、特別参加された災害救援ネットワーク北海道の山口夫妻から3月23日から7月末まで南三陸町中心にレスキューキッチンによる炊き出しを続けられた中で感じられたことをお話しいただきました。
参加者から「テレビニュースでは分からない、実際に目にしたときの驚きや現場の臭いなど、ひしひし伝わる報告会でした。」「未来をつくる子ども達の傷の深さを感じる」「若い方々も活動されていることに、心強く思いました。」などの感想をいただきました。
報告書希望の方は、ボランティア・市民活動センターへお問い合せください。