小樽市ボランティア・市民活動センター

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〜災害Q&A61〜

○第3章

14.家庭での備え

Q61.老朽家屋の耐震補強や日ごろの住宅メンテナンスは有効ですか?

A.新しく家を建てる場合は、耐震基準にあった建物を建てるのはもちろんのこと、既存の住宅で耐震基準を満たしていない場合、耐震補強することは、地震による倒壊を防ぐのに有効です。万が一柱が傾いても、一瞬でぺちゃんこになることはなく、生存空間を生み出すことになります。1981年に改正された新耐震基準以前の建物は要注意です。耐震性能を越える地震が来たら木造、鉄筋に関わらず建物の倒壊の危険性は格段に強まります。どこをどう補強すればいいのか、素人には分からないので、信頼のおける専門家の耐震診断を受けましょう。

 リフォームの時こそ耐震強化のチャンスです。住み心地より安全性を最優先にしましょう。

 壁を増し増強する、連結器具で補強するなど、最低限の補強でも効果は大きいです。少々傾いても、一気に倒れず逃げる時間を確保できればいいのですから。

 家の点検や手入れを定期的に行いましょう。それを怠るようになると、シロアリが巣食っていたり、床下がしめって腐っていたりしても気づかないようになります。命を守ってくれている家を大切にする気持ちが重要です。


〜体験〜『家を飛び出したものの、どこに避難すればよいか分からずオロオロしました。』
『給水車から水を運ぶのに、18リットル入りのポリタンクがなくて困りました。準備なんかしていませんでしたから。どの店でも在庫がなかったんです。』

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