2007年02月27日
〜災害Q&A 50〜
○第2章 市民のきずな
12. 復興のまちづくり
Q50.まちづくりを担う活動には、どのようなものがありますか?
A.再開発や区画整理などの大規模な事業を実施する上で、行政との窓口となり、さまざまな関係機関と連携しながら住民の合意を進め、よりよいまちづくりを提案していくハードの活動、地域の高齢者サポートや民生委員、社会福祉協議会などと連携しながら安全・安心なまちづくりを目指しているソフトの活動などがあります。
また、神戸市では、小学校単位で「防災福祉コミュニティ」(※)が結成され、消防、警察と連携した防災訓練や防犯啓発活動、災害時に救助をするための道具などを保有し、地域の安全を担っている活動などがあります。
(※)防災福祉コミュニティ:市民、事業者、行政が協力しあって安全で(防災)、安心して(福祉)暮らせるまちづくりを目指して、福祉活動や防災活動に取り組むコミュニティ
《体験》
「行政との交渉の窓口としてまちづくり協議会を立ち上げ、住民・企業・地主・家主・借家人で結成した。それぞれのまちづくり協議会は、何百回もの役員会を実施し、意見をまとめ住民に提案し、まちづくりのビジョンを考えた。この街の特性は何なのか、50年、100年先こんな街を作ってくれて良かったといわれる街にしたい、と頑張ったが、住民の意見は対立した。」