2007年01月25日
〜災害Q&A 48〜
○第2章 市民のきずな
11. 要援護者
Q48.訪問都市では、要援護者に対してどのような取り組みが実施されていますか?
A.各都市では、色々な取り組みが実施されています。たとえば島根県松江市では、要援護者の名簿を民生委員・児童委員の協力で作成し、厳重に保管しています。また、要援護者の人にも避難訓練に参加してもらった結果、高齢者は避難所に行くまでに、一時休憩所が必要であることがわかり、休憩所を設置しています。
鳥取県米子市では、毎年1回「1000人ウォーク」を実施し、障がいのある人も参加して交流を深め、いざというときの顔の見える関係作りに力を入れています。
《体験》
「持ち出し袋には水や食料、日用品、ラジオのほか、点字版や音声時計も入れています。避難所となった学校では、点字での表示がほとんどないので、家族が一緒か介助してくれる人がいないと不安です。」(視覚障がいのある人)
「プライバシーも大切だが、ある程度要援護者は自分をさらけ出さなければならない。そうでないと、いざというときサポートしてもらえない。」(肢体障がいのある人)
〜ひとことメッセージ〜
・どこに要援護者がいるか地域全体で把握