2006年11月16日
〜災害Q&A 41〜
○第2章 市民のきずな
10. 心のケア
Q41.どのようなことで心が癒されましたか?
A.被災した人のみならず、救助した人にもPTSDなどの症状が見られました。また、子どもたちは震災の恐怖、肉親や友人を失った悲しみなどで精神的に大きな影響を受けました。「こころのケアセンター」などで専門家によるケアが行われました。
一方、音楽家、歌手によるコンサートで心を癒された人がいました。また、苗木や花を植える運動などで自然に触れることは心の癒しにもなりました。1日1回の声かけ運動では、互いに声を掛け合うことが心の支えにつながりました。
《体験》
「地震で大けが。今も地震の恐怖感に襲われています。自律神経失調症で心不全、不整脈でめまい、動機、外を歩くのが不安。毎日が苦しみでした。」
「震災前の場所に帰ることができない。考えただけで心に不安がわいてくる。すぐに他の地域に転居したことへの後ろめたさが消えない。」