小樽市ボランティア・市民活動センター

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ボランティアセンター情報 2001年度No.8

関東地方からは桜の便りも届き、冬が終わりを告げています。少雪の影響で冬一番人気の除雪ボランティアの出番は少なかったようです。さあ皆さん、街の中ではあなたの活躍を待っています。身近なところから明るい小樽のために活動を。

<第3回小樽ボランティア会議〜わが街おたるを考える−発想と連携について〜開催される>

2001-1.jpg2月23日(土)、名古屋から(株)クララオンライン社長 家本賢太郎氏(20歳)をお迎えして第3回小樽ボランティア会議が開催されました。
第1部の講演は、市民の皆さんにも開放され、総合福祉センター研修室を埋めた約80名の聴衆は、50年後の夢のために逆算して、今するべきことを着実に実行している家本氏に圧倒されました。
夢を見つける時期は、25歳でも45歳でも、あるいは55歳でもよいけれども、夢を見つける努力をしているかどうかが問題です。といわれて納得。

突然おそった体の不調による会社からの隔絶、会社を興してからの失敗など、いろいろな壁にぶつかりながら、常に自分が置かれた状況や、今ある自分の意味を考え、なすべきことを見つけて乗り越えられた前向きな発想と、失敗を楽しめるようになりたいという言葉に多くの勇気をいただきました。

若い僕たちが、自分の住む地域や街について新しい発想と感覚で考え、先輩諸氏の経験による知恵をプラスして将来を創っていかなければという呼びかけに明るい希望がもてました。

第2部は、主催の呼びかけ6団体(小樽市総連合町会、小樽市老人クラブ連合会、小樽青年会議所、小樽市民会議、小樽まちづくり市民懇話会、小樽ボランティア活動推進協議会)を中心に、市内で様々な市民活動をしている13団体が参加して、20団体から寄せられたそれぞれの活動報告、活動計画を参考に、情報交換が行われました。

そしてわが街おたるを魅力的な街、住み良い街にするために定期的な情報交換を続け、ネットワークを作って協力・連携していくことが確認されました。

なお家本氏の講演「僕が15で社長になった理由(わけ)−夢と元気、ありますか?」はビデオに収め、貸出が可能です。希望される方は小樽市ボランティアセンター(33-5299)までお問い合わせください。是非多くの若い方にご覧いただきたいと思います。

<ボランティアセンターからのお願い>

○皆さん、ボランティア活動保険の更新手続きは済みましたか?
ボランティア活動中の事故は、遅くとも1ヶ月以内にボランティアセンターへご報告ください。報告が遅れるとボランティア活動保険の補償が難しくなる場合があります。
○近々、小樽市ボランティアセンターのホームページが開設されます。
皆さんの活動内容・情報をたくさんお寄せください。
寄せていただいた情報を、皆さんと共有していきたいと思います。お楽しみに!

●「使用済みプリペイドカード・使用済み切手」送付実績報告

2001-2.gif今年度は収集の取り組みが市内で広がり、とても多くの市民、企業、団体の皆さんにご協力いただきました。改めてお礼を申し上げます。

昨年夏に「20ハートセブン」が活動を引きついでから3月までの送付実績は下記のとおりです。まだ若干未整理のものがありますが、それは後日ご報告させていただきます。

使用済みプリペイドカード 3,544枚→財団法人 家族計画国際協力財団(ジョイセフ)へ
使用済み切手 17.079?國?社団法人 日本キリスト教会海外医療協力会へ

送られたプリペイドカード、切手は、それぞれ世界のコレクターが集まる市場で換金され、アジア・アフリカ・中南米の医療現場や保健衛生の現場で役立てられます。詳しい資料はボランティアセンターまでお問い合わせください。

これからも皆さんのご協力をお願いいたします。「20ハートセブン」の7名のボランティアさんが待っています。

●第21回ボランティアスクール

2001-3.gifボランティアスクールに参加してみませんか?

市民の皆さん、小樽の街を良くするためには行政に任せるだけではなくボランティア活動に市民が参加し、できることをお互いに支え合うことが必要です。

まずこのスクールでボランティアの心がまえや活動のあり方、コミュニケーションについて学び、ボランティア活動を始めてみませんか?

開講期間 5月15日(水)〜6月14日(金)<全10日間>
毎週水曜日・金曜日 13:30〜15:30<1日 2時間>
会場 小樽市総合福祉センター4階 研修室ほか
対象 地域福祉とボランティア活動に関心をお持ちの市民の方
募集人員 30名位
受講料 無料
講座内容
<講義>社会福祉制度、ボランティアの心がまえ、子育て支援ボランティアなど
<実技>車椅子操作、在宅介護方法、視覚障がい者・高齢者疑似体験
<実習>コミュニケーションについて
<訪問>市内福祉施設の訪問研修
<座談会>ボランティア実践者との話し合い
申込受付 4月16日(火)〜4月23日(火)日曜、月曜日を除く9:00〜16:00まで
申込先
小樽市社会福祉協議会内 小樽市ボランティアセンター
〒047-0033 小樽市富岡1-5-10 小樽市社会福祉協議会内
TEL 33-5299 FAX 32-5641
Eメール VC01203@em.shakyo.wamnet.wam.go.jp
共催 小樽市・小樽ボランティア活動推進協議会・小樽市社会福祉協議会

<「ボランティア関連情報」ピックアップ>

2001-4.gif月刊「ボランティア」2002年3月号(社福 大阪ボランティア協会 発行)「V時評」からの抜粋です。
編集委員 筒井のり子氏の「再度、市民自治を」という文章の中で、中野敏男著「大塚久雄と丸山真男〜動員、主体、戦争責任」青土社刊の文章にふれられたもので、その一部をご紹介します。

『80年代に入ってから、ボランティアの世界であえて語られなくなってしまった暗黙の「ある前提」とは何か。それは「市民自治」である。中野氏が指摘(上記の著書)するように、確かに「自発的」だからといってシステムから「自立」しているとはいえない。当然、ボランティア活動は、国家システムから自立した「市民自治」を目指すものであった。それは、ボランティア関係者にとって暗黙の前提であったはずである。しかし、この20年、あえて強調しなくなっていたことにより、いつの間にかそれは暗黙の前提ではなくなっていたのかもしれない。

中野氏は単にボランティア批判にとどまらず、「市民社会の国家からの自立」やそもそも「人間の主体の自立」という論点にまで疑問を投げかけているのだが、ともあれ、中野氏によるボランティア批判に限って言えば、それはむしろ「市民自治」を明確に語ってこなかった、我々ボランティア活動推進機関の関係者への痛烈な批判として受け止めるべきかもしれない。』

●ボランティア活動について、改めて考えてみる材料になるのではないでしょうか。

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